ひかり幼稚園 理事長 渕岡大起
児童発達支援 開所にあたっての想い
一隅を照らす
片隅の誰も注目しないことに、きちんと取り組む人こそ尊い人である。
私たちは派手なことや目立つことなどに目を奪われがちですが、どこかの片隅で誰の目にも止まらないようなものに目を向けていくことだって同じように尊いことなのです。
目の前のこと、いま自分にできること、それを一生懸命にやる。そうやって一人一人が灯す光、小さな光がやがて大きな光となります。
こうした想いから「ひかり幼稚園」が命名されました。
今回、開所される児童発達支援は、この教えを持つ「ひかり幼稚園」に太陽のような光で子どもを照らすという意味を加えて「サンキッズ」と命名することとなりました。
児童発達支援は、発達の遅れがみられる児童に対して支援する事業である一方、「突出した才能を発見して伸ばしてあげる」そんな事業でもあると思っております。
集団生活をしていると発達に遅れのある児童は「自分ができない子」と思ったり、悩み考えたりしてしまう可能性があります。
自身が兼ね備えている長所を抑制された集団生活の中では、うまく発揮することができない…
こうしたことを踏まえ、その子に合った支援をとおして、その子の個性を見つけて伸ばす場所が必要であると常々考えておりました。
今回、認定こども園と同じ施設内でサンキッズを開所できるということは、その子に合った個別の支援ができるということもあり大変嬉しく思っております。
また、これまで親しんだ園内で活動することにより、いつもと環境が変わらないという点では保護者様ご本人様にも安心感を持って活動してもらえると思っております。